膝裏のポンプが故障すると、痛みを伴ったひどい足のむくみになる
ごく稀に、膝を悪くしたり、足を酷使するような運動の結果、
膝の裏にある、リンパ液のポンプが役にたたなくなって、
足のひどいむくみが出てしまう人がいます。
体には、リンパ液を体内に取り込むために、
いくつかの場所で、ポンプの機能を持っている部位があります。
たとえば、股関節、ワキ、鎖骨の近く、膝裏というようにです。
機械的な刺激で、運悪く膝裏のポンプが機能しなくなった人は、
必ずと言っていいほど、足がむくんでしまいます。
また、膝裏に腫瘤が出来てしまう場合も浮腫みますが
いたみを伴ってくる場合は、手術して取ってしまいます。
こういう場合は、むくみは解消されるのですが、
ポンプ自身が壊れている場合は、残念ながら
治ることはありません。
たいていは、弾力包帯を足首から膝上まで、
巻きつけて普段の生活を行ってくださいと、
医師に言われるでしょう。
人によっては、足のむくみ解消のストッキングを使う人もいます。
けれども、本来の足のむくみとは違うので、こういった
ストッキングを使う場合、痛みが伴う事もあるのです。
特に膝裏が、持続的に強く圧迫され続けたり、
部分的に圧迫が強いと血管の圧迫が強くなって、
血管痛を起してしまうのです。
この場合は、即座に使用を停止しなければなりません。
もともとの、痛みの上にさらに血管痛の痛みが加わるので
かなり痛みが増してしまうのです。
たかがストッキングといっても、使い方や強さ、長さが
目的にあわないと、かえって痛みを増幅してしまいます。
特に、ポンプが壊れている場合は、それでなくても痛むことが多いのです。
そうならないためにも、医師のアドバイスは忠実に守った方がいいのです。
市販のものは、簡単に手に入りますが、それだけ注意も必要になってきます。